全電子混合基底法によるバナジウムクラスターの安定構造計算

All-Electron Mixed-Basis Calculation to Optimize Structures of Vanadium Clusters

東北大金研院(現 (株)コーデック) ○べい栄造 (株)コーデック 長内弘喜 横浜国大工 大野かおる 東北大金研 Marcel Sluiter 川添良幸

【目的】第一原理分子動力学法は、原理的には一切のパラメータを用いずに有限温度でのあらゆる分子やクラスターの安定性・反応性などを動的に記述できるものとして、大きく期待されている。我々は独自に開発中の波動関数を数値的原子軌道関数と平面波の重ね合わせで表す全電子混合基底法を適用し、バナジウムクラスターの安定構造を計算することを目的とした。

【方法】バナジウムクラスターの2量体にスピン磁気モーメントはないものと仮定し、一辺7Åの単位胞、平面波数925、カットオフエネルギー8.67Ryで局所密度近似を用いて計算した。

【結果考察】図は、2原子間の距離に対して力と全エネルギーをプロットした2量体の計算結果である。全エネルギーの極小点と、力の0点とが、良好に一致している。4量体では、正四面体構造が安定になる。また、6量体以上についても計算を遂行中である。


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